日銀が1.25%へ利上げ――日本株上昇と米半導体株、AIクラウドIPOを読む
日銀の政策金利引き上げ、日本株の3日続伸、米半導体株主導の上昇、NscaleのIPO申請、Nucorの業績見通しを整理。正式決定・市場反応・会社予想を分けて確認します。
情報確認:
目次 5本のニュースと市場データ

かぶ日和の朝刊|要点・事実・解説を分けて、次に確かめたい材料まで整理します。
日銀が政策金利を1.25%へ引き上げ、31年ぶりの水準
発表・出来事:
日銀は短期政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げました。市場予想ではなく、9月18日の正式決定です。
何が起きたか
日本銀行は9月18日の金融政策決定会合で、無担保コール翌日物金利を1.25%程度で推移するよう促す方針を決定しました。ロイターによると、採決は7対2で、従来の1.00%から0.25ポイントの引き上げです。
日銀は経済・物価が見通しに沿って推移する一方、基調的な物価上昇率が2%目標から上振れるリスクを指摘しました。
日経平均は882円高、日銀利上げ後も3日続伸
発表・出来事:
日経平均は6万5000円台を回復しましたが、TOPIXは小幅安となり、指数間で差が出ました。
何が起きたか
9月18日の日経平均は前営業日比882.70円(1.38%)高の65,018.95円で終了しました。岩井コスモ証券の市況解説によると、日銀の利上げ決定後も上昇を維持し、3日続伸となりました。
一方、TOPIXの終値は4,091.14で、前営業日の4,094.19から小幅に低下しました。日経平均の大幅高だけで市場全体が同じ強さだったとは限りません。
このニュースの出典
S&P 500とNASDAQ総合は上昇、半導体株が支える
発表・出来事:
米主要指数はまちまちでした。半導体株がS&P 500とNASDAQ総合を押し上げる一方、ダウは下落しました。
何が起きたか
9月18日のS&P 500は7,650.50で0.17%高、NASDAQ総合は26,522.55で0.40%高、ダウ平均は51,682.64で0.18%安となりました。ロイターは半導体株の上昇がS&P 500とNASDAQ総合を支えたと報じています。
米10年国債利回りが5%を上回り、原油も1バレル100ドル超で推移したため、金利とインフレへの警戒は残りました。
AIクラウドのNscaleが米IPO申請、売上急増と赤字を開示
発表・出来事:
AIインフラ需要を背景に売上が増えましたが、損失と顧客集中も大きく、成長率だけでは判断できません。
何が起きたか
ロイターがIPO申請書に基づいて報じたところ、Nscaleの2026年上期売上高は1億4,060万ドルで、前年同期の1,040万ドルから増加しました。一方、純損失は10億2,000万ドルで、前年同期の3億6,890万ドルから拡大しました。
同社はニューヨーク証券取引所に「NSCL」で上場する計画です。上期売上高の52%を最大顧客が占めており、顧客集中も確認項目です。
Nucorが第3四半期EPS見通しを公表、実績発表とは区別
発表・出来事:
会社は第3四半期の1株利益を5.55〜5.65ドルと予想しました。これは決算実績ではありません。
何が起きたか
Nucorは9月17日、10月3日までの第3四半期について、希薄化後EPSを5.55〜5.65ドルと予想しました。第2四半期の会計上のEPSは5.04ドル、調整後EPSは4.84ドル、前年同期は2.63ドルでした。
会社は鉄鋼・鉄鋼製品部門の利益増加を見込む一方、原材料部門は価格と出荷量の低下で減益を予想しています。第2四半期には一時的な現金還付や投資評価益が含まれており、単純比較には注意が必要です。
主要指数の終値
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