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米国株の基本

米国株と為替|株価が上がっても円で損する理由

ドル建ての株価と、円で見た資産額は別に動きます。架空の数字を使い、為替が損益にどう関わるかを計算します。

公開 更新 約3分かぶ日和

内容・出典の確認:

先にポイント

円で見た米国株の価値は、ドル建て株価とドル円の両方で変わります。株価の騰落率だけでなく、円換算した損益と両替費用も確認します。

目次 6項目

円換算は株価と為替の掛け算

米ドルで取引する株を1株保有する場合、円換算の参考額は「ドル建て株価×1ドル当たりの円価格」です。実際の受渡しには証券会社の適用レートや費用が関わります。

以下はすべて説明用の仮定で、現在の株価や為替ではありません。購入時を株価100ドル、1ドル150円とすると、1株の円換算額は15,000円になります。

同じ株価でも円換算額は変わる

売却時の仮定円換算額購入時15,000円との差
100ドル × 135円(円高)13,500円−1,500円(−10%)
100ドル × 165円(円安)16,500円+1,500円(+10%)
110ドル × 135円14,850円−150円(−1%)
税金、配当、売買手数料、為替手数料は含めていません。株価が10%上がり、ドル円が10%下がった例では、1.1×0.9=0.99で円換算は1%減ります。

損益は株価・為替・費用を分けて計算する

円で投じた金額と円で戻る金額を比べるときは、購入時と売却時で別々の為替レートを使います。説明用に、100ドルの株を1ドル150円で1株買い、110ドルで売り、売却時が1ドル140円だったとすると、費用を除く円換算額は15,400円です。購入額15,000円との差は400円、約2.7%です。ドル建て株価が10%上がっても、円換算の損益率は10%とは限りません。

実際の手取りは、売買手数料、為替交換に含まれるコスト、税金などを差し引いて確認します。費用体系や適用レートは証券会社・決済方法・取引時点で変わり得るため、注文前に最新の公式条件を確認します。

説明用の架空例です。税金・配当・各種手数料は含めません。
項目計算円換算額
購入時100ドル × 150円15,000円
売却時110ドル × 140円15,400円
差額15,400円 − 15,000円+400円(約+2.7%)

円高と円安を言葉で確認する

1ドル150円から135円は、同じ1ドルを買うのに必要な円が減るため円高です。ドル建て資産を円に戻す側から見ると、ほかの条件が同じなら受け取る円が減ります。

ドルで売却し、そのままドルを保有するときも、円換算した価値はその後の為替で変動します。円に戻していないから為替の影響がない、というわけではありません。

取引前に費用と表示通貨を確認する

  • 評価損益がドル表示か円表示か、両方を確認する。
  • 円貨決済と外貨決済で、適用レートや両替費用がどう違うかを調べる。
  • 買付時だけでなく、売却代金を円に戻す時点の適用レートと費用も確認する。
  • 配当を含めて比較するときは、受取通貨と税引後の入金額を確認する。
  • 将来円で使う資金か、外貨のまま使う資金かを分けて考える。
  • NISAでも価格変動や為替変動はなくならない。

円貨決済と外貨決済:いつ両替するかが違う

円貨決済は円で株の代金を決済する方法、外貨決済は米ドルで決済する方法です。外貨決済でも、円しか持っていなければ両替の準備が必要です。外貨決済を選ぶだけで為替変動の影響がなくなるわけではありません。

確認項目円貨決済外貨決済
買付前円の買付余力と概算受渡額米ドルの買付余力と両替の反映時点
費用株式売買と決済時の為替費用株式売買と別途行う両替の費用
売却後円で受け取る条件を確認ドルを保有するか、円へ戻すか判断
比較するレート注文時表示と最終適用の違い両替の時点・方式による違い
2026年10月28日確認。松井証券では両替サービスと円貨決済注文で為替費用が異なります。他社にも同じ条件が当てはまるとは限りません。
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