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決算の基本

財務三表の見方|利益・財産・現金をつなげる

損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書は何を示すのでしょうか。数字を暗記する前に、それぞれが答える問いを押さえます。

公開 更新 約2分かぶ日和

内容・出典の確認:

先にポイント

利益が出ていることと、現金が増えていることは同じではありません。一定期間の成績、期末の財政状態、現金の増減をつなげて見ます。

目次 4項目

3つの資料が答える問い

財務三表を役割で読む
  1. 損益計算書(PL)

    その期間にどれだけ売り、費用をかけ、利益を出したか。

  2. 貸借対照表(BS)

    ある時点で何を持ち、どのように資金を調達しているか。

  3. キャッシュフロー計算書(CF)

    その期間に現金がどこから入り、何に使われたか。

増収でも利益が減る例

仮に売上が100から120へ増えても、費用が90から115へ増えると利益は10から5へ減ります。増収率だけを見ず、原材料費や人件費など、何が利益を押し下げたかを確認します。

企業比較では同じ期間・通貨・会計基準を意識します。四半期単独と期初からの累計、会計上の利益と調整後の利益を混ぜると、成長率の意味が変わります。

利益が出ても現金が増えない例

商品を販売して売上を計上しても、代金の入金が後なら、利益と現金は同じ時期に増えません。反対に借入れで現金が増えても、それだけで本業が好調とはいえません。

CFでは本業に関わる営業活動、設備などへの投資活動、借入れや返済などの財務活動を分けて見ます。大きな設備投資による支出は、金額だけでなく投資の目的と回収見通しが論点です。

決算を読む順序を決める

  • まず対象期間・単位・会計基準を確認する。
  • 売上と利益の増減を見て、企業の説明を読む。
  • 売掛金や在庫、負債がどう変化したかを見る。
  • 現金の増減とその理由をCFで確かめる。
  • 注記、事業上のリスク、会社予想の前提へ進む。
比率の望ましい水準は業種や事業段階で異なります。1つの数値だけで安全・危険と決めないことが大切です。
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