日本株と米国株のニュースを、わかりやすくひとまとめ。日本株・米国株・AI/半導体

米景況感は拡大維持、AI投資への警戒は継続

米国の10月PMIと消費者心理、American Expressの決算を確認します。日経平均の続落と、AI関連株が下げ止まりを探る米国市場も整理しました。

公開 約3分かぶ日和

情報確認:

目次 5本のニュースと市場データ
朝日が差す窓辺に、青緑のカップと新聞、観葉植物を描いたやわらかなイラスト。

かぶ日和の朝刊|要点・事実・解説を分けて、次に確かめたい材料まで整理します。

市況・経済

米10月PMIは57.6、景気拡大を維持しつつ価格圧力が強まる

発表・出来事:

先に要点

米国の10月総合PMI速報値は57.6へ低下しましたが、景気拡大を示す50を上回りました。販売価格指数は2022年8月以来の高水準です。

何が起きたか

S&P Globalが10月23日に公表した米国の10月総合PMI速報値は57.6となり、9月の58.4から低下しました。製造業の改善がサービス業の伸び鈍化を補い、指数は景気拡大・縮小の境目である50を上回りました。

新規受注指数は58.2と2022年3月以来の高水準となりました。一方、販売価格指数は59.8と2022年8月以来の水準へ上昇し、供給網の遅れと投入コストの高さが価格へ波及していることを示しました。

背景

PMIは企業への調査から景況感を早く捉える指標です。50を上回れば前月からの活動拡大を示しますが、成長率そのものを表すわけではありません。

市況・経済

米10月消費者態度指数は48.0、過去最低に近い水準

発表・出来事:

先に要点

米ミシガン大学の10月消費者態度指数は48.0となり、1年先の期待インフレ率は4.7%へ上昇しました。

何が起きたか

米ミシガン大学が公表した10月の消費者態度指数は48.0となり、過去最低に近い水準でした。物価上昇への不満が家計の景況感を圧迫しました。

1年先の期待インフレ率は9月の4.6%から4.7%へ上昇しました。指数は企業活動の強さを示したPMIとは対照的で、企業と家計の見方に差があることを示しています。

背景

消費者態度指数は家計の景況感や購買意欲を示します。実際の個人消費とは必ずしも同じ方向に動かないため、小売売上高や所得と併せて確認します。

決算・業績

American Express、通期利益予想を引き上げ

発表・出来事:

先に要点

American Expressの7〜9月期調整後1株利益は4.68ドルで市場予想を上回りました。通期予想を引き上げる一方、約3,500人を削減する計画です。

何が起きたか

American Expressの7〜9月期調整後1株利益は4.68ドルとなり、LSEG集計の市場予想4.48ドルを上回りました。売上高は前年同期比9%増の201億ドル、カード利用額は8%増の4,540億ドルでした。

会社は2026年通期の調整後1株利益予想を17.60〜17.90ドルへ引き上げました。同時に全従業員の約5%に当たる約3,500人を削減する計画を示し、7〜9月期に再編費用を計上しました。

背景

カード会社の業績は利用額、手数料収入、貸倒費用、会員獲得のためのマーケティング費用に左右されます。

日本株

日経平均0.34%安、朝方の急落から下げ幅を縮小

発表・出来事:

先に要点

10月23日の日経平均は62,693.16円で終え、前日比214.68円安でした。一時は前日比1,400円超下落しましたが、終盤に下げ幅を縮めました。

何が起きたか

10月23日の日経平均は前日比214.68円(0.34%)安の62,693.16円で終えました。始値は62,667.05円、高値は62,786.89円、安値は61,462.61円でした。

前日の米ハイテク株安を受け、朝方はAI・半導体関連株を中心に売りが広がりました。日経平均は一時1,400円超下落しましたが、押し目買いにより大引けへかけて急速に下げ幅を縮めました。

背景

日経平均は値がさの半導体関連株の影響を受けやすく、米国のAI関連株の値動きが翌日の東京市場へ波及することがあります。

米国株

米主要指数は下落、AI関連株は前日の急落から落ち着く

発表・出来事:

先に要点

10月23日の米国市場は主要3指数が下落しました。NASDAQ総合は0.21%安にとどまり、AI・半導体株は前日の急落から下げ止まりを探りました。

何が起きたか

10月23日の米国市場では、NYダウが前日比652.82ドル(1.23%)安の52,215.16、S&P 500が39.75ポイント(0.52%)安の7,623.68で終えました。NASDAQ総合は53.52ポイント(0.21%)安の25,955.34でした。

前日に大きく下落したテクノロジー株はおおむね落ち着き、半導体指数と情報技術株指数はそれぞれ0.4%上昇しました。一方、AI投資の採算への警戒は残り、原油高と米長期金利の上昇も株式市場の重荷となりました。

背景

AI関連株は将来の利益成長を織り込む一方、データセンター投資の資金負担や長期金利の上昇に敏感です。

マーケットデータ

主要指数の終値

日本株・米国株とも週末休場のため、日経平均と米主要3指数は10月23日(金)の確定終値です。前営業日比、取引日、出典を確認した終値で、リアルタイム値ではありません。日経平均は公式の日次サマリーとヒストリカルデータで確認しました。
指数終値前営業日比取引日出典
日経平均62,693.16 円-214.68 円 / -0.34%日本経済新聞社(日経平均プロフィル)
S&P 5007,623.68 pt-39.75 pt / -0.52%ロイター
NYダウ52,215.16 ドル-652.82 ドル / -1.23%ロイター
NASDAQ総合25,955.34 pt-53.52 pt / -0.21%ロイター

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