日米株は続落、米求人は710万件 HBM向け生産能力の拡大見通しも焦点
9月29日の日経平均と米国株はともに下落しました。米国では8月の求人件数が約710万件で前月からほぼ変わらず、AI・半導体ではSamsung Electronics幹部がHBM向けの業界生産能力比率が来年に約30%へ高まるとの見通しを示しました。
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目次 4本のニュースと市場データ

かぶ日和の朝刊|要点・事実・解説を分けて、次に確かめたい材料まで整理します。
日経平均は0.60%安、値下がり188銘柄で幅広く下落
発表・出来事:
9月29日の日経平均は前営業日比396円35銭安(0.60%安)の6万5481円27銭で終了しました。構成225銘柄では値下がりが188銘柄に達しました。
何が起きたか
日本経済新聞社の日次データによると、日経平均は6万5557円99銭で始まり、一時6万5805円08銭まで上昇した後、午後に6万4699円49銭まで下落しました。終値は安値から戻したものの、値上がり37銘柄に対して値下がり188銘柄、変わらず1銘柄でした。
同社の分類による指数寄与度は、素材がマイナス134円03銭、技術がマイナス115円56銭、金融がマイナス66円28銭でした。値がさ技術株だけでなく、複数分野が指数を押し下げた一日です。
このニュースの出典
米国株は小幅安、長期金利の高止まりが株価評価の重荷に
発表・出来事:
9月29日のS&P 500は0.17%安、NASDAQ総合は0.08%安でした。米長期国債利回りが高い水準まで上昇し、物価・雇用統計を控えた警戒が続きました。
何が起きたか
ロイターによると、S&P 500は12.85ポイント安の7670.84、NASDAQ総合は22.84ポイント安の2万6797.54、NYダウは131.59ドル安の5万1349.92で終了しました。AP通信も、長期金利の上昇が株式市場の重荷になったと伝えています。
米30年国債利回りは一時5.6206%と2002年6月以来、米10年国債利回りは一時5.293%と2007年6月以来の高水準を付けました。その後は利回りが高値から低下し、株価指数も下げ幅を縮めました。
米求人は8月710万件でほぼ横ばい、採用は520万件
発表・出来事:
米労働統計局が9月29日に公表した8月のJOLTSでは、求人件数は約710万件、採用件数は約520万件で、いずれも前月からほぼ変わりませんでした。
何が起きたか
米労働統計局によると、8月の求人件数は710万件、求人率は4.3%で、ともに前月から小幅な変化にとどまりました。採用は520万件、離職は510万件、うち自発的な退職は310万件、解雇・一時解雇は160万件でした。
ロイターが報じた季節調整済みの詳細値は707万9000件で、前月から25万6000件減少し、同社調査の市場予想722万5000件を下回りました。公式発表の「ほぼ横ばい」という統計上の評価と、市場予想との差は分けて読みます。
背景
JOLTSは求人、採用、離職などを月ごとに示す統計です。求人件数は月末時点の未充足ポスト、採用と離職は月間の動きを表すため、同じ意味の数字ではありません。
Samsung幹部、HBM向け生産能力比率が来年約30%に高まると予想
発表・出来事:
Samsung Electronics幹部は9月29日、DRAMメーカー全体のウエハー生産能力に占めるHBM向けの比率が、現在の約20%から来年には約30%へ高まるとの見通しを示しました。
何が起きたか
ロイターによると、Samsung ElectronicsのKim Taewoo副社長は、HBMと標準DRAMが同じウエハー生産能力を取り合うため、HBMの増産が標準DRAMの供給を制約する可能性があると説明しました。
約30%という数字は業界全体に関する来年の予想で、すでに達成した実績やSamsung単独の生産比率ではありません。実際の供給量は設備投資、歩留まり、顧客認定、製品構成などでも変わります。
背景
HBMは複数のメモリーを積み重ねて高速にデータをやり取りする技術で、AI計算向けGPUなどに使われます。Samsung Electronics、SK hynix、Micron Technologyが主要な供給企業です。
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